議題詳細
担任を降りて職員室勤務でした。学級崩壊の中心となった生徒に、卒業式前日に、「今日だけ先生にもう一度担任してほしい」とお願いされました。もちろん、断りました。生涯、その子達を忘れる事はないでしょう。それでも、少し嬉しい気持ちはありました。
昨年度、初めて6年生を卒業させました。 おそらく、教師冥利に尽きる行事でしょう。 しかし、生徒指導、プログラミング等、忙しすぎて1年経った今も、辛かったという感情しかありません。卒業式後、3人いた担任も外まで見送ったのは私1人でした。もらった言葉?覚えていません。肩腰の痛み、顔面痙攣、嘔吐で心も体もクタクタのボロボロでしたから。最高裁で判決が出ましたね。こんなバトンは次の世代にわたせません。
コロナが流行りだした3年前、突然の全国臨時休校。突然もっていたクラスの子とのお別れの日を迎えた。成績のこともあり、最終日に慌ててテストをした。次の日に、一人で教室で丸つけをしていると、算数のテストの裏の「授業で面白かったこと学んだことを書きましょう」という欄に「このクラスで良かった。みんなと一緒に学習したことが楽しかった。」と書かれてあった。誰もいない教室で一人で泣いた。
私はあまり子どもと遊ばず、休み時間は丸つけをしています。宿題や授業中の課題やテストです。×があるとすぐに直しをさせ、直しにも×があったら直しの直しもさせるのでなかなか忙しいのです。そんな様子を見ながら「丸つけおわった?」と言いながら、「しようたいじょう」を置いていく子がいます。自分が作った双六(サイコロと言っていま)を一緒にしたいのでしょうね。何とも嬉しくつい、「一回だけ」とやってしまいます。